私たちがガストラスをおすすめする理由
いま注目を浴びるマイクロバイオーム
アランナ・コリン著「あなたの体は9割が細菌」によれば、ヒトが持つ遺伝子は約2万1千個、対して人体に潜む微生物の遺伝子の合計は440万個とも言われています。これがマイクロバイオータ(微生物)のゲノムの集合体「マイクロバイオーム」です。体内菌は食べ物の消化能力や免疫など人体のさまざまな機能に影響を与えており、体内菌を解析することで、ヒト遺伝子からさらに深く個人の体質の差異や健康リスクの因子が見えてくると考えられています。
一般的には「菌活」や「プロバイオティクス」といった言葉が定着しつつありますが、医療の世界でも「マイクロバイオーム」というキーワードが注目を浴びています。
「健康」の個人差を生む体内菌の違い
菌は口内の歯周病菌から腸内の大腸菌、表皮のアクネ菌などさまざまな悪玉菌が住んでいます。しかし体内の善玉菌と呼ばれる乳酸菌やビフィズス菌などが中立の日和見菌と共に、悪玉菌の増殖を抑えバランスを維持しています。体内にいるさまざまな菌の種類と割合「菌質」によって、アレルギーや肥満リスクなどの「体質」が異なってきます。
マイクロバイオームは、加齢や基礎疾患、抗菌剤の多様によって乱れてしまうため、本来であれば軽症で済むような病原菌やウイルスが、高齢者に感染すると重篤な病気になってしまう場合があります。
免疫システムと複雑に関係するマイクロバイオーム
マイクロバイオームは体内の免疫システムに大きな影響を与えています。中でもプロバイオティクス(善玉菌)と呼ばれるものの中には、免疫の正常なバランス維持をサポートする役割を持ったものがあります。
免疫を活性化させる
プロバイオティクスには、毒素を中和する抗体の産生を促したり、免疫細胞を活性化させる働きを持つものがあります。
過剰な免疫応答をコントロールする
免疫応答はアレルギーや肺炎などの炎症を引き起こすことがあります。プロバイオティクスは、こうした過剰な免疫応答を抑えるはたらきを持つものもあります。
2種類のロイテリ菌株を配合
「L.ロイテリ菌プロデンティス 」「L.ロイテリ菌ガストラス」には、DSM 17938ATCC PTA 5289またはTCC PTA 6475の2種類のロイテリ菌株を混合して配合。菌株ごとの特性の違いを活用して、免疫のバランスを整えます。
体内菌の指揮者と呼ばれるロイテリ菌「DSM 17938」
バイオガイアが特許を持つL. reuteri DSM17938はアンデスで伝統的な暮らしを営む女性の母乳から採取した特別なプロバイオティクスです。
ノーベル生理学・医学賞の審査本部である、スウェーデンのカロリンスカ医科大学の小児科で採用されたことを皮切りに、世界各国のNICU(乳児集中治療室)の現場や歯科医院で、ヒトが本来持つ抵抗力などを活用した抗菌剤に頼らない医療活動への活用が行われています。
・他の善玉菌や日和見菌をまとめ、体内菌のバランスを整えます。
・特定の菌に対して抗菌物質ロイテリン®を産生して増殖を抑えます。
・免疫細胞に働きかけ、抗体などを誘導します。
正常な免疫応答を助けるロイテリ菌「ATCC PTA 6475」
ATCC PTA 6475はフィンランド人の女性の母乳から分離したロイテリ菌です。胃腸に定着しやすい性質を持っています。L. reuteri DSM17938と一緒に摂取することで免疫応答のバランス維持に寄与します
ロイテリ菌を謳う模倣商品や悪質な通販業者にご注意ください
ロイテリ菌なら全て良いというわけではありません。
ロイテリ菌に関する歯科・小児科分野などの多くの研究結果はバイオガイアが特許を保有する特定の菌株(*)において得られたものです。日本国内では菌株名を当社のものと偽る、菌株名を明示しないなど悪質な製品販売を行うメーカーや販売店が数多く見受けられます。*通常、臨床試験は菌よりも細かくされた分類された「菌株」ごとに試験が行われ、菌株の名前や登録番号が明示されます。
菌と菌株の関係は動物でいえば、犬と犬種の関係に例えられます。犬種によって番犬や犬ぞりなどへの適性が違うように、同じロイテリ菌であっても当社が特許を持つ菌株と同様の作用が期待できるわけではありません。